自分用ボトルレター

人は好きなもののことを語っていると生き生きとするし生き生きとした人を見るとおっ生きてるなと思うので生きていた痕跡を残していきたい

推しとスイーツビュッフェに行った話・後

前回までのおさらあらい(てっちゃんさん語録)

救急車で連れて行ってもらった病院が地元でも有名なヤブなので頭部の処置が間違ってるのか「これじゃくっつかない」と言うその日の先生が間違ってるのかなにも信用ができない。私これからどうなっちゃうの~!?

 

紆余曲折を経て無事に推しとの待ち合わせができたモルモット一同、舞浜の周囲を回遊しているモノレールにこれから乗り込もうとしています。

ランドに行く機会がそもそもないからこれに乗る日が来るとは思わなかった。ICカード残高もギリギリなのでチャージをさせてもらったのだがこんな日に限ってお札が変に折れてて財布から出てきてくれない。モタモタして申し訳ない私に「私もチャージ不安だったので大丈夫ですよ」といつものお姉さんが言ってくれた。しゅき…

「リゾート・ゲートウェイ・ステーション」でモノレールに乗ります。いま調べました

ていうか駅員さんの制服からしてかっこいいね?? アトラクションのキャストさんみたいにお手ふりなどもしてくれる、なんなら園内だったのかもしれねえ。ていうか朝ごはん(昼ごはん)食べたとこも店員さんホスピタリティにあふれていた、夢ってここから始まってるのかもしれねえ。

エスカレーターをあがったらちょうど列車が到着したので乗り込んだ、気がする。ちょっと待ったのかな? うわ~駅員さんの制服かっけえ~しか思ってないこの時。

推しとお姉さんを含めて21人(1名遅れてしまっていたため)でひとつの車両に乗ったのを推しがまた数えていたかな、降りたときだったかも。なんか駅に向かって歩いてるときもそうだけど遠足って感じ半端ないな…楽しい!

「乗るときかがんでるの見えた…」と言っているのが聞こえた。推しは186㎝あるので日本で電車に乗るときは頭をぶつけてしまわないようにするのだとよく話していた、それを実際に目にする機会なんてほんとうに希少だ。私は駅員さんのほうを見ていた。ほんと馬鹿野郎がよ。

どこのタイミングだったか覚えてないけどてっちゃんさん厚底履いてるかも~と思ったんだよな。だからこの日はもうすこし高かったかもしれない、推しは背が高くても履きたいと思ったものを履くし着たいと思ったものを着る。これからもどんどんかっこいいと思ったものやかわいいと思ったものを着てほしい。なれと言うならスタジオアリスにもなるからさ。

車窓からはシンデレラキャッスルやプロメテウス火山などが見えた。「あれがプロメテウス火山ですか?」「世界遺産のように言いますね」マジでテレビの受け売りしかないんだけどプロメテウス火山は地質学者も研究している火山なのだそう。見えたものが本当にそうなのかはわからないが。あとでっかいバスステーションとか工事中エリアとか、ああもうほらモノレール乗ってる時点でもう推しのほう全然見てないじゃんご覧のありさまだよ。ランドじゃなくてよかったね!?

推しは駅につくと「ここかな~?」とニコニコしながら言う。そういえばどこに行くかはいまだにわかっていない。ランドじゃなくてよかったと思っているけどシーの可能性もある。シーだったら本当に推しとはぐれて一生再会できないかもしれないが、多分そんなことになる可能性のある場所は選ばないだろう。そうでほしい。

余談だけど、以前推しとモルモット一同で電車に乗ってどこかに向かう夢を見たことがある。ミステリーツアーやりたいねと言ってたぐらいからいつかその夢が現実になる日も来るのかなと思っていたりもしたのだが、想像していたよりも早くその日が訪れたなとイベントのあとになって思い出した。推しとふたりきりタイムのときに思い出せていれば会話に困ることもなかったのにな。

 

推しが再び「ここかな~?」と言う、ベイサイドエリア駅だったか、扉が開くと「降りま~す」と言いながら車両を出た。

我々モルモットは年代も服装も普段の活動ジャンルも住んでる場所も様々だ、なので一部の車両だけやたら混んでいてなにかの集まりなのはわかってもなんの集まりなのかはさっぱりわからないだろう。我々も目的地がどこでなにをするのか全くわかってないので安心してほしい。

駅を出て思ったのは生垣がやたら高いな、だった。南国の雰囲気があってまさにリゾートといった感じだ、どういうイメージというのはこういったらぐじゅあり~な場所に縁のない私には的確な表現はできないのだけれど、背の高い生垣と足元の花壇が綺麗に手入れされてるのを感じたのでリッチだな…と思いました。

そんな高級感すらある生垣の切れ間に推し率いるモルモットの列が入っていく。生垣は途切れてるけど、別に道ではないな?

いやいやまさか、前の人について歩いていくと、遠征でホテルを使う人間は見慣れている車が乗り付けられるエントランスが見えた。いや、私が普段見ているのと比べると倍以上の大きさがあるんだけどさ。え?

どこでそれがわかったのかもう覚えていない。「ヒルトン…!?」と驚いたことだけ覚えている。

前編でも書いているがオタクは常に金欠だ。ホテルのヌン茶などに憧れもあるが敷居高くてな~というのでもヒルトンの字は見たり見なかったりする。実際のところは全然知らないがなんかお高級なホテルを一言で表してくださいと言われたら「ヒルトン」と言うだろう。そんなイメージのホテルだ、私にとっては。

そのような場所なので、なにか奇跡でも起こらないと一生縁のない場所なんだろうと思っていたのだが、起こったな、奇跡。いやでもこれは奇跡と呼ぶにはあまりにも必然性がありすぎる。相応の対価が発生しています。

まだちょっと信じられていない私はこの場所で結婚式を挙げているカップルのスペシャルゲストで立ち寄っただけかもしれないとか考えていた。んなわけあったらおもろすぎるだろ。

 

ビンに入った甘いものやキラキラが乗ったマカロン。もうちょっとうまいこと撮れなかったのか

なんか…なんかあ…推しのファンイベントに参加したらぁ…ヒルトンホテルのスイーツビュッフェでぇ…めっちゃ…なんか…すごくってぇ…

デンジくんに毛が生えた程度のことしか言えない。元太くんなら「すっげぇー!」って言うようなとこだ。歩美ちゃんもめっちゃはしゃいでる。かわいい。

後悔はいくらでもあるけど、写真はもっといっぱい撮っておけばよかったなと思った。シンプルに忘れてたり写真下手だったりもある。推しが入り込むかもしれないからそれは良くないな…というのもチョトあります…電車内の写真がないのはそれがあったからですね…車窓はちょっとある。写真下手すぎて上げられないけど。

予約済みなのだろう一角へ案内されて好きなとことへ座るように言われる、円形のテーブルにはメニューが立ててあった。エッフェル塔だ、なんかそういうコラボらしい。

オーロラステーションになってから初めまして同士でお話することも増えた。推しが事務所に所属してたときのファンクラブでも何度か顔を合わせたり話したりすることもあっただろうが、感覚としてはそれこそツアーで座席が隣同士になったぐらいの感覚だ。これは単純に私が年月を経て人とのコミュニケーションにこう…慣れではなく…ハードルが低くなったみたいなところがあるのかもしれない。まあ、グルチャやトピックでそんな個別に話しかけたりできているわけではないけど。

ところで現在Twitter(現X)で繋がってくださっているモルモットのみなさんはその場でフォローした以外のどこから来られているのだろう、おすすめ欄やFF欄だろうか、私が推しと撮ってはしゃいで上げてるチェキのツイートだろうか。それな気がする。

どうもありがとう。推しには見せられないようなきっちゃねえ言葉でゲハゲハ笑ってるようなアカウントだけれどこれからもどうぞよろしくね。西野カナ流してください。

 

なんの保証もない私にも推しは優しい、席についた我々モルモットのテーブルひとつひとつに今日の案内を伝えに来る。なんかもう内容をほとんど覚えていない、ビュッフェの時間とかは言ってなかったな。途中で推しが座っているテーブルに招待されてお話できる時間があるというのが伝えられた。さっきちらっと書いてたのはこの時間のことです。

「急にふたりきりってことですか…!?」「そうです急にふたりきりなんです~

オーロラステーションを立ち上げてすぐの突発的なイベントでも「急にふたりきり権」などを出してきたりなどで頻繁に聞く語だ、元々は数年前の9/22にやったイベント名だ、楽曲タイトルにもなっている。詳しいことは忘れた。なにせ数年前のことだ、数週間前のことを忘れていて数年前のことを覚えていたらそれはそれで、その、なんかアレだろう。

推しは作詞作曲をしてギターで弾き語りをする。YouTubeの配信動画はまだ見られるだろうか、気になった人はそちらを見ていただくと今後てっちゃんさんの言ってる話の解像度が上がるかもしれない。というか新規のてっちゃんさんファンはブゥスタヂオの配信自体知らないかもしれない、音楽番組のていでコントをやっている配信もギターの先生に教わっている配信もいろいろと栄養価があるのでおすすめです。

なんか上手いことわかったらこのへんに動画とかが張り付けられるのかもしれない、されていたらなんか上手いことできたんだなと思ってほしい。

 

ちなみにいまさらだけど推しの発言は全てニュアンス程度で書き起こしている。びっくりすることにほとんど覚えてない。ワードチョイスに推しっぽさがなかったりするだろうが飛び散った記憶の肉片をなんとか寄せ集めて形を似せたキメラみたいなものだ。各々で再錬成してあげてほしい。

ていうかどれが推しの発言なのかもわからんな。あとでわかりやすく色とか変えておきます。何色が良いですかてっちゃんさん。脳内のてっちゃんさんに語りかけています。

ん~そうねえ…白黒だけじゃつまらないもんねぇ…

とにかく、推しと同じテーブルにつく時間があるらしい。ア゜…!!?

それって推しとふたりきりになる時間があるということですか…? とんでもないこと。

ちなみにそれを聞いているときの私はそんな実感湧いていなかった、座っている我々のテーブルのそばに立って説明している推しを見上げていて、この角度になるとさすがに首が痛くなるんだな…とか考えていた。集中して聞け。

でもほんとにこれは珍しいなと思っていて、推しって我々とお話をしてくださるときってかがんでくださるんですよ。身長差があると声が聞こえないとかもあるんでしょうけど、そのおかげで顔が近くてヒエ…と思うこともあるんですが。そう思うときしかないんですが。

やっぱ推しってでっけぇんだなぁ…って思っていたわけですよ。まじで話聞いてないな。本当に申し訳ない。

 

ていうか推しがどのタイミングでテーブルに来たのかすら覚えてない。料理を持って来てテーブルに全員着席していたときか? 料理を取りに行く前か? わからないけどなんかそういうタイミングだったと思う。

まさかビュッフェだとは思わずにごはん食べてきちゃったな…とか思ったけどふつうにいっぱい食べた。さすがに元太くんには負けるけど時間いっぱい食べました。

写真にもあるような洒落た甘味もあるんですがしょっぱい系のごはんもたくさんありました。ポテトがおいしかったよ。シュウマイとかキッシュとかグラタンとか…あとカレーがあるのに気付いたのがもう終了手前だったからもっと早く気が付けばよかったな。

それでまあ、テーブルにフィギュアーツの黎斗くんを出したりなどして…ところでアーツ持ってさんざん遊んでてあれなんですけどエグゼイドの推しキャラって永夢先生なんですよね。ノベルX読んだかたはわかると思うんですがお前~~~~~なんて羨ましいんだ~~~~~とか思ってるんですよ黎斗くんに対しては。

黎斗くんのおかげで推しの棲む世界が生きやすくなったりだとか推しと出会わせてくれた恩があるので許してやっている(?)んですが…複雑なオタクごころだ。いや全然ただのひがみなんですが。

それだけ複雑な感情を抱けるのも推しが生き生きと演じてくださったからだと思いますけどね、地面ひっかきすぎて爪剥がれたりだとか住宅街で前張り剥がれたりだとかいう話を聞くとおよそ躊躇いというものがないのかとも思うし…生きてる黎斗くんはそういうとこ躊躇いないだろうし…岩永徹也は檀黎斗だったし、檀黎斗は岩永徹也だったんだよ…そういう意味で広義的に見れば黎斗くんは推しとも言えるかもしれないし、そうでないとも言えるね。なんの話?

 

当然といえば当然なのだが、推しも会場内をうろうろするらしい、ていうかこれほぼいちご狩りだろ。半分正解でいい。

食べてるときと痛いときのIQが2になる人間だから味の感想とかほとんどない。たくさん食べてるからにはおいしかったんだろう、たぶんこの日だけで一年分いちご食べた。前年比の50%増食べた。めちゃくちゃ適当言っている

推しはいちごが大好きでよく食べている。いちごの妖精というキャラクターを作るぐらい食べてないときでも常に生活にいちごがある、以前ファニコンでいちごを求めてスーパーをはしごするラジオ配信をやっていた、結局□ーソンで買えたみたいだ。ちょっと危うい

いちごは好きだけれどいちご味の~とかは別に…という感じのようだ。私も抹茶は飲めるが抹茶味の~は当たり外れが大きいので得意じゃない、そういう感じなのかも。いちごスイーツのフェスはいちご単推しとしては物足りなかったかもしれないけど実際のところどうなのかはわからない。推しは私ごときが推し量れるような人ではない。なんかややこしいなこの文章

私と同じテーブルについていたモルモットたちは推しとふたりきりにさせられるのにめちゃくちゃ緊張していた。ある人は腕につけたApple Watchに心配されていた。初めて本物を見た。あるんだ~実際

この緊張しはじめたのも他のテーブルの人が呼ばれ始めたからだったかもしれない、推しが座っている場所はビュフェ会場なのでパーテーションなどもちろん無く、食べ物や飲み物を取りに行こうとしたら推しがいるテーブルの横を通るような配置になっていた。

なので、お呼ばれされたモルモットの声などは聞こえないまでも、姿は見られる仕様となっていた。私は推しに対して横を向いている位置に座っていたので、食べていると推しの姿は見られなかった。あとから考えれば推しの顔を見ながら食べるケーキは至上の味わいだっただろう、なんで気付かなかったのか。IQ2になってるからだった。

どこかのタイミングで先に呼ばれたモルモットの話を聞いた。食べる暇がなさそうだったから食べてくださいということを話したと聞いてそいつぁいいやと思った。私はもうすぐ呼ばれるだろうになんにもプランを考えていなかった。IQが2になっていた。

呼ばれている順に見覚えがあったので、整理番号順なんだろうとぼんやり察していた。ちゃんと推しのほうを見ていないのでもう何番目なのかわからなかった。

あったけぇ茶が欲しかったので飲み物を取りに私は立ち上がった、ドリンクバーでは普段飲まないジュースを入れがちだがお茶のほうが好きだ、ガブガブ飲んでも罪悪感がない。家ではもはや白湯みたいな出がらしを飲んでいる。推しは昔から白湯党だ、バスツアーで好きな飲み物のクイズを出したときに「コンビニ(自販機だったかもしれない)などでは置いてないです」というヒントを出していたが、最近はコンビニでも白湯をみかけるようになったので前より白湯を飲みやすくなってよかったなと思う。

推しが昔開催したバスツアーのことはまた今度時間のある時にでも書こうと思う。それまで死なないでほしい。私が。

あったか~い茶のコーナーにはちょっと目移りするぐらいお茶の種類があった、しかも全部英語で書いてあった、お高いホテルはお茶までお高そうだぜ…と思いながら眺めていた。

推しが背後から来て横に立った。

 

推しは私にオッと気が付くと「整理番号順で呼ばれてるってわかりました?」と聞いた。推しって気配がない。「アッ、な、なんとなく…」きょどるオタク。ウォッチッチに心拍数を心配されてるモルモットのことを笑えない。

何番ですか?」「たしか13番とかでした…」「じゃあもうすぐですね~いまが10番台だから…」どうやって会話が終わったか覚えてない。背後から来たと思っていたけど別に全然前から来ていたかもしれない、とにかくいつのまにか横に推しがいたしいつのまにか推しは戻っていった。

私も茶を入れて戻らなければならなかった、なんかついでに新しい食べ物を持っていたような気もする、もうなんにも覚えてない。たくさん種類がある中でかろうじて読めたアールグレイを掴んだと思う。お湯を入れてる間に落ち着いたのか、改めて茶のコーナーを確認したらちゃんと読めた。ストロベリーティーなどもあった。視覚からの情報処理に影響が出ていた。

テーブルに戻って先ほどの情報を共有した。モルモットの心拍数は下がるどころか上がるばかりだ。本当のモルモットぐらいあるんじゃないかという話をした、実際のモルモットはもっと心拍数が高かった。それで言えば低血圧のモルモットであった。

ところでこのあたりでもう前編と同じくらいの文字数になっている。最初から前中後編で分ければよかったかもしれない。後半へ続くと言うキートンに嘘をつかせたくはない。まあでもCパートがあるからといって騙されたとはならないだろう、そういうことにしよう。

 

とうとう私の番が来た。推しが呼びに来た時も私はなにか食べていた気がする。

時間は3分間、推しがタイマーを設定する。対戦よろしくおねがいします。

本当になにも考えずにここまで来てしまった。なにかおもしろい話をしなければとかそりゃ気負いすぎじゃろとかなんにもまとまっていなかった。

「ア…どうぞ、お食べくだサァイ…」ハイローの李みたいに言ってしまった。推しは促されるままに皿に載っていたえだまめコーンをフォークですくって食べていた。かわいい。空港のラウンジの写真でもえだまめコーンがたっぷり盛られていた。好きなんだろう。吸血鬼は細かいものを見ると数えずにはいられないと聞くので少なくとも推しは吸血鬼ではなさそうだ。

たくさん食べました?」「はい! でもまだ食べられます!」正直どんな会話をしたか覚えてない。というか会話自体たいしたものができていない。

ポテトがおいしかったとか、中央のスイーツが置いてあるコーナーで頼むと目の前でパフェを作ってもらえるようだとか、そんなことを言った。「あとで行きましょ!」推しにそんな時間はないだろうが話のオチがわからなくなったのでそう言って終わらせた。

もうみんな食べ終わってるよね~もういっこ謎出そうかなぁどうしようかなぁ」進行のことを考えている推しはかわいい。そんなワクワクする話共有したくなってしまうので「内緒にしたほうがいいですか?」と聞いた。

あとでアナウンスしま~す」かわいい。推しからアナウンスがあるなら私から言うことないだろう。会話が終わった。なに話したらいいんだ。

すると推しからトランプが差し出された。最初のアナウンスのときに「カードを渡します。貰ったカードは他の人には見せないでください」と言っていた。思いだせた。ちゃんと聞いてた。えらい。

たぶん、だいたい時間が終わるくらいにカードを引いてもらうんだろう。カード引いたら終わりみたいな感じだろう。困った。時間はまだある。

あと7秒!」推しが告げた。どうしようかテンパった私は拳を掲げた。

最初はグー!ジャンケンポン!」私がグー。推しはパーを出した(たぶん)。負けた。「勝った~」「負けた~」勝ってればあっちむいてホイでもしたんだがじゃんけんしただけで終わってしまった。

推しと話せる貴重な3分を推しを楽しませることもなく終わらせてしまった。こういうときもうちょっと本番に強いおもしろい人間になりたいと思う。さまざまな後悔のひとつだ。

普段脊髄で会話してるからこういうことになる。そんな脊髄は剣にでもしてもらったほうがいい。

でもきっと確実に実のある会話とかは他のモルモットさんとしてるだろうし、毒にも薬にもならない私はホストでいうところの休憩卓みたいなもんだ。いやそれは驕りすぎだ。毒になってないと思えないし、休憩卓だってそれなりに積んでいる。自分を慰めるためだけに休憩卓自称してんなよ。ホストクラブは一度も行ったことがない。

ナマケモノはIQが3あるらしい。ナマケモノにも劣るIQでいるくせにいっちょまえに病んでしまった。病むのは自由だろ

 

自分の番が終わって余裕ができたのでまだ食べてないものを持ってくることにした。オニオンスープだったり先ほど言っていたパフェを目の前で作ってもらったりしてテーブルに戻った。

モルモットたちが次々に溶けながら帰ってくる。おもろい。このあたりはずっと後悔に駆られているので記憶がない。ずっと記憶がなさすぎる。

全体がまったりした空気に包まれていた、みんながみんな仲がいいというわけでもないだろうが、和やかな雰囲気で居心地がよかった。

私もそうなのだが、推しに会いに来て推しを見ていない時間が存在することにモルモットたちはすっかり慣れたらしい。いやみんながそうかは知らないが。推しとマリオカートしたり勉強会したり、「岩永徹也」という人は姿を見て楽しむのではなくて空間や体験を共有していることを楽しむのだろう。禅のはなし?

まあ、そういう感じ(?)だ、あくまで私のおぼろげな記憶の一部にすぎないので間違っている部分も多いと思う。おぼろげなうえにノイズが多すぎる。私の記憶を完成させるには肉片が少なすぎるのでもっとレポが見たい。ちゃんとしたやつ。

 

Cパートへ続く